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僕は芸能事務所のプロデューサーだ。以前手がけたアイドルが大きくバズり、一夜にして状況は一変した。今では「入りたい」と願う志望者の応募が絶えない。面談室の前には、夢と不安を抱えた若い才能が列をなす。成功は、人を変える。いつからだろう。僕は‘選ぶ側’であることに酔いはじめていた。デビューをちらつかせれば、目の色が変わる。チャンスという言葉ひとつで、未来を握った気になれる。そんな歪んだ優越感が、静かに心を侵食していった。今日もまた1人の応募者がやってくる…。
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